(=^・^=):採点にゃんこ2022(ニャン・ニャニャン)
★はじめに
・島守睦美さんの「採点斬り」、phys-kenさんの「採点斬り2021」の真似をして、同一問題を目視一括採点するソフトを作ってみました。
・しかし、単なる人まねでは全く意味が無いので簡易OCR機能を組み込んで自動採点機能も実装しました。
・ただ、自動採点するのは、うちの飼い猫のとらなのでとても気まぐれです。ですから見直し・修正が必要ではありますが・・・
・また、この手のフリーソフトのお約束事ではありますが、このソフトにより生じた損害について何も保証できません。
・ファイルの再配布は不可です。
※自動採点: 丸数字による択一問題。3B以上の鉛筆でマークシートのように塗りつぶす。サンプル解答用紙の問1~問10参照。
★準備
1. 答案をスキャナーで読み込み、連番のJPGファイルを作る。模範解答を連番の先頭にする。欠席者がいた場合は名前を書いた答案をその者の出席番号の位置に挟んでおく。
2.フォルダorignal_filesに解答用紙の連番JPGファイルをコピーする。
3. Excelで作業していたら、終了する。
4. 付属のSaitenFighterTora.xlsmを「マクロ有効」で開く(他のExcelファイルは開かない)。
「採点にゃんこ2022」の作業中は唯一のExcelファイルとしてSaitenFighterTora.xlsmに接続するので、他にExcelが実行されているとエラーになる。
5. 配点と氏名を入力する。(コピペ可)
6. マクロ「初期設定終了」を実行して、念のため上書き保存。
★使用法(枠斬り)
1. ToraSaiten.exeを実行する。スプラッシュスクリーンの表示後、「エクセルに接続」をクリック。
2.「サイズを確認」し、状況に応じて「サイズはそのままでリネームだけ」、「サイズ縮小(タテ長)」、「サイズ縮小(タテ長)」のいずれかをクリック。自動採点をする場合は、「サイズはそのままでリネームだけ」を選ぶ。
3. 「サイズはそのままでリネームだけ」を選んだとして話を進める。ダイアログボックスが現れ、基準ファイルを選ぶよう指示されるので模範解答を選択する。これにより、フォルダsrc_testにTEST000からTESTxxxの連番ファイルが作られる。
4. 枠斬り開始→メニュー「枠斬り」から「枠斬り開始」をクリック。
マウスでドラッグして切り取り枠を設定(赤い四角形)。ENTER押下で決定。尚、最初に氏名欄の枠斬りをする。後は必要な分だけ繰り返す。
終わったら、「枠斬り完了」をクリック。フォルダQ000からQxxxが作られて、その中に枠斬りした分のJPGファイルが保存される。
尚、枠斬りのデータはエクセルファイルの「設定」シート(非表示)のAからE列に記録されている。失敗したら失敗したところまでを消去してやり直し (T_T)。面倒なので枠斬りは慎重にやる・・・とは言っても枠斬りはENTERを押して確定なので、ENTERを押さなければマウスの領域指定は何度失敗しても大丈夫なので、それほど緊張する必要はありません。むしろ、ENTERの押し忘れの方がヤバいです。
私もよく忘れます。(^^ゞ
★使用法(採点)
1.(自動採点対応設問があれば。無ければ2に)「自動採点」をクリックする。エクセルがいったん、保存終了されて、ウィンドウ「猫の手」が表示される。
「自動採点開始」をクリック。ダイアログボックスが表示されるので再び、SaitenFighterTora.xlsmを選択して開く。SaitenFighterTora.xlsmの「猫の手」(非表示シート)にデータが読み込まれるのでマクロ「猫の手を借りる」を実行して保存。ウィンドウ「猫の手」を閉じる。SaitenFighterTora.xlsmは閉じない。
2. 再び、「エクセルに接続」をクリック。「目視採点」をクリック。
すでに自動採点問題はで採点されている。目視採点問題は「1(正答)」になっているので・・・
・・・で確認・修正する。
・「>>」をクリックすると次の問題に進み、「<<」をクリックすると前の問題に戻る。
・「判定」欄の「1」は正答、誤答は「0」。適宜、修正する。
・部分点を与えたい時は「判定」を「0」にして「部分点」欄に直接、部分点を入力する。
一問全員分の採点をしたら「採点を保存」をクリックする。忘れやすいです。私もしょっちゅう忘れます。 (^^ゞ
作業を全問分、繰り返して「採点終了」をクリックする。
3.メニュー「採点」から「採点終了」をクリック。フォルダdest_testに採点済みの画像ファイルが作られる。
4.メニュー「採点」→「Wordに出力」をクリック。採点済みの答案はWordの機能を使って印刷すればよい。採点結果の数値はSaitenFighterTora.xlsmに出力されている。
★同じ形式の解答用紙を採点するには?
(準備)
- スキャナーで解答用紙の連番JPGファイルを作る。その際、模範解答は一番若い番号にする。欠席者の解答用紙のダミーを作り、欠番を作らないようにする。
- ToraSaiten.exeが実行中ならば終了してフォルダ(orignal_files、src_test、dest_test)内を空にする。フォルダQ000からQxxxを(中身のファイルを含めて)削除する。
- フォルダorignal_filesに新しい解答用紙の連番JPGファイルをコピーする。
- SaitenFighterTora.xlsmをマクロ有効で開く。「データ入力欄」の配点はそのまま。生徒氏名を新たに入力(コピペ可)。そしてマクロ「同形式の採点で再利用」を実行。以前の採点結果は消去される。
使用法(枠斬り)
1. ToraSaiten.exeを実行する。スプラッシュスクリーンの表示後、「エクセルに接続」をクリック。
2. 前のパターンと同じもの(「サイズはそのままでリネームだけ」、「サイズ縮小(タテ長)」、「サイズ縮小(タテ長)の中から)をクリック。
3. メニュー「枠斬り」から「枠斬り終了」をクリック。(前のデータを利用するので実際に枠斬りをする必要はない)
4. 後は同じ。
開発環境
Windows11
Microsoft Visual Studio Community 2022 (64 ビット) --VB.NET・C#
Microsoft Excel 2021 (64 ビット)
Microsoft Word 2021 (64 ビット)
実行環境
Windows 10以上 (Windows 8.1なら動くかも)
Excel2007 , Word 2007 以上
自動採点機能を使わなければWindows Vista でも大丈夫かも・・・
実際には試していません。スイマセン (^^ゞ
採点にゃんこ2022: ToraSaiten001をダウンロード
※Excel+OCRで自動採点に興味がある方はこちらもご覧ください。m(__)m
Excel Maniacs: Excel + OCR + 自動採点(選択問題)--- 第1回 --- (typepad.jp)
Excel Maniacs: Excel + OCR + 自動採点(選択問題)--- 第2回 --- (typepad.jp)
Excel Maniacs: Excel + OCR + 自動採点(選択問題)--- 第3回 --- (typepad.jp)
Excel Maniacs: Excel + OCR + 自動採点(選択問題)--- 第4回 --- (typepad.jp)
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