くまぷー、模擬授業の指導案作りに四苦八苦する…の巻 |
Part12(7/29) |
さてもう一度、英語教員集中研修の日程を確認しておこう。7/27、7/28、7/29そして8/3、8/4の合計5日間だ。研修最終日の8/4に研修生の代表が他の研修生を生徒役にして模擬授業をやることになっている。 前述の通りくまぷーが模擬授業をやるはめになってしまった。いつまでもだらだらと題材決めやお互いの出方を窺っての不毛な話し合いをするのがいやっだたからだ。それにグループのみんなが「くまぷーさんがやってくれれば教具でも何でも作ります。絵でも何でも描きますから…」なんて懇願するからだ。(文字通り、懇願だったな) |
ほんと~だな?! その言葉にウソ偽りはないだろ~な?! |
グループのみんなが仔犬のようにウンウンとうなづいていた。 |
しかたがねぇ~なァ |
その時くまぷーはこころに誓った。絶対に教具をたくさん使った授業にしてやる、でっかい模造紙に絵をバンバン描かせてやる。それも総天然色(死語)でな~、と。 くまぷーはみんなに連絡先を紙に書いてもらうと |
それじゃ、みんな! (模擬授業の)構想がまとまったら 連絡するから そんときゃ協力よろぴく~ |
くまぷーは連絡先を書いた紙片を握りしめ教室を後にするのだった。 (初出 2004/08/13) |
Part13(7/30) |
明けて7/30は太陽学園(勤務校)で中学生を対象にした学校説明会があった。くまぷーは教務部に所属していて「受付」のチーフに割り振られていた。N高校(前任校)でも夏休み中に同様の説明会を開くがN高校では教務部プラス数名の職員で会を運営する。太陽学園では職員全員で会を運営する。だから「朝の打ち合わせ」に全職員が集合する。今回に限らず全員に何かしらの役を割り振るのが慣例のようだ。くまぷーはいろいろな事情があることはわかっているのでここでどちらのやり方がどうだと言う話をするつもりはない。ただ一つ言えることは太陽学園の方が教員のやる雑用が多いということだ。今回の説明会は教務部所属のくまぷーには雑用でなく本務だが「受付」を割り振られた20数名の教員にとっては間違いなく雑務であろう。暑い体育館でほんとうにご苦労なことだ。 くまぷーは出勤するとすぐに体育館に行った。「受付」の配置を確認するためだ。会場の設営は会の前日に行われるがその日(7/29)はくまぷーは県教育委員会主催の英語教員 くまぷーが当日やる仕事は「朝の打合せ」の後、「受付」係の教員を部屋の後ろに集めて受付名簿を渡し、本当に簡単な説明をすることぐらいだった。お膳立てはK田先生はじめその他の先生がすべてやってくれていた。多謝。 この後、ほぼ全教員による校内清掃(何でも教員がやります)があり、10時くらいに会は始まった。「受付」協力の約20名の教員の解散が10時40分頃。そして11時くらいに会は無事終了した。その後バドミントン部・バスケット部の生徒が素早く体育館から椅子を撤去し部活動の出来る状態にした。希望者(説明会参加の中学生)は自由に部活見学・校内見学をすることになっているからだ。その希望者の中に上履きを持参するのを忘れ、受付でスリッパを貸し出したものもいるので完全には「受付」業務は終わらない。ただぼけ~っと待っているのもなんなのでくまぷーは体育館の入り口にスリッパ回収用の段ボール箱をおいてバドミントン部の練習をしばらくみていた。ヒマだったので顧問のO田先生からラケットを借りて部活見学にきた中学生と遊んでやった。 スリッパを回収して「受付」業務が全て終わった頃には2時になっていた。 その後、エクセルで参加者の学校別・男女別・地区別の人数一覧を作った。くまぷーを「受付」のチーフにしたのはこの集計表を作って欲しかったのだろう。 ただ受付名簿は手書きなのでそれを見て一からデータを入力して作らなければならない。それならばくまぷーがやっても他の人がやってもそんなに時間は変わらない。前にも書いたがくまぷーは入力が早いというわけではないのだ。むしろ遅い方かもしれない。 どうやら |
「コンピュータに強い」→「入力が早い」 |
と思われているのかもしれない。 |
疲れたくまぷーはその晩、ららぽーとに「スパイダーマンⅡ」を見に行ってしまった。 |
8/2まで(8/3に提出)には |
指導案を作らねばならないということは完全に忘れられていた。 |
(初出 2004/08/13) |
Part15(8/1) |
模擬授業の中身を考えるためにネット・サーフィンをしてみた。けっこういろいろなサイトがあるものだ。Googleで「Sadako」をキイワードにして検索すると下のようにたくさんのサイトがヒットする。もちろん、関係のない「Sadako」さんのサイトもあろうがたいへんな数だ。 |
シアトル平和公園にもサダコの像があるとかサダコ関連の商品を売っているサイトとか面白いものがたくさんあったのでゆっくり見てしまった。 |
結局、できあがったのが下のものだ(流れの部分だけ抜粋)。実施時間が約20分だから、普通の高校生相手では絶対に実施不可能だが相手は研修生(高校の英語の教員)だ。所詮は「先生ごっこ」なのだからどうにでもなる。 |
自分で言うのも何だが時間の割り振りが絶対的に短い。それに内容が漠然としすぎている。特に「Main Activity」の「Writing about Sadako」とか「Disucuss the story of Sadako」なんてのは何だ?!ここに書かれていることは指導者はもちろん、生徒も全て英語を使ってやることが前提なのだ。もしもくまぷーについた教育実習生がこんな指導案を持ってきたら「ふざけるな」と言って怒鳴りつけているだろう。普通の高校生が3分やそこらで身のある内容を英語で書いたり、話し合えたりするはずがない。ただ「ここの生徒」はこの研修会で散々このようなことをやらされているのでもうこの手のことには慣れている。平気であろう。 その後にグループの代表がグループで話し合った内容を手短にクラス全体に発表するのだが実際の高校では代表決めに1時間まるまる使っても代表が決まらないところが多々あるだろう。しかしこの研修会ではグループの代表がクラス全体に発表するなんてことは散々やっているので「ここの生徒」には屁でもない。 くまぷーはこの研修会で散々やったペアワーク・グループワークをたくさんやり、生徒中心に授業を展開させる。「ここの生徒」は優秀だから教師の指示をきちんと守り、さらに気を利かせて動いてくれる。 |
いい加減な指導案だが どうせ「先生ごっこ」 だから気にしない。 |
さて授業の骨子が決まったので約束通り、みんなに教具を作ってもらうかな、と思ってメールで連絡しようと思ったが……「こういうものを作って欲しい」という指示を文書でわかりやすく書くくらいなら |
自分で作った方が早いじゃないか!! |
みんなの方が一枚も二枚も上手だったな…(-_-;) |
(初出 2004/08/18) |
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