前回に書いたことだが、この「漢字書取問題作成マクロⅡ」のポイントは
一太郎マクロでExcelを操作する点である。下のコードがExcelを起動し、
ExcelのGetPhoneticを利用して「一太郎」という漢字を「イチタロウ」という
読み仮名に変換するものである。
%Kanji = "一太郎"
Set %Excel = CreateObject("Excel.Application")
%Yomi=%Excel.GetPhonetic(%kanji)
MsgBox(%Yomi)
この手の「アプリケーションの連携」に関するサンプルコードは割と
つまらないものが多い(と思う)のだが、このコードはけっこう面白いのではないだろうか?
さて、それでは「漢字書取問題作成マクロⅡ」の全コードを?ブロックに分けて紹介しよう。
!!変数宣言部(第1ブロック)
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!漢字書取問題作成マクロⅡ
!!くまぷー作
!!2006/11/21
!! http://members.jcom.home.ne.jp/kumano-pooh-san/
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
declare variable %Goku(20)
declare variable %Yomi(20)
%Goku(20)はユーザが全角括弧で指定した漢字を、 %Yomi(20)は
そのふりがなを格納する配列。
!!第2ブロック
SelectRangeStart( )
StartOfRange()
%StartPage=GetPage()
%StartRow=GetRow()
%StartCol=GetColumn()
EndOfRange()
%EndPage=GetPage()
%EndRow=GetRow()
%EndCol=GetColumn()
後でJump()を使うために選択範囲開始部分と選択範囲終了部分のページ、
列、文字数を変数に格納。
!!エクセルを起動(第3ブロック)
Set %Excel = CreateObject("Excel.Application")
エクセルをバックグラウンドで起動し、変数%Excelで一太郎マクロから
操作できるようにする。
(続く)
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