前回は記録マクロの功罪のうち、「罪」の方を述べました。
今回は「功」の方です。
それはコードの書き方を示してくれるという点です。
例えば、文字の色を赤くしたいと思ったならば、実際に
文字を赤くする操作をして記録マクロにコードを生成させれば
良いのです。すると下のようになります。
!! マクロ記録 : 2007/03/31 17:05:27
Range("A1").SetCurrent()
CurrentCell.CharStyle.Color = RGB(255, 0, 0)
なるほど、こうなるのかとわかります。
セルの背景を赤くしたければ、赤くする操作をして
記録マクロにコードを生成させれば良いのです。
すると下のようになります。
!! マクロ記録 : 2007/03/31 17:05:27
Range("A1").SetCurrent()
CurrentCell.CharStyle.Color = RGB(255, 0, 0)
CurrentCell.CellStyle.BackColor = RGB(255, 0, 0)
先ほどのコードに4行目が追加されました(赤字の行)。
見比べれば文字そのものの色を赤にしたければ
CharStyle.Color
で
セルの背景を赤にしたければ
CellStyle.BackColor
を弄ればいいということがわかります。
このように記録マクロを使えば、どのようにコードを
書けば良いかというのが(だいたい)わかります。
あと必要なのはちょっとした好奇心です。
(●`ε´●):CurrentCellは現在のセルって意味で・・・
つまり、A1のことだから・・・
Range("A1").SetCurrent()
CurrentCell.CharStyle.Color = RGB(255, 0, 0)
は
Range("A1").CharStyle.Color = RGB(255, 0, 0)
と1行にまとめられるんじゃないか・・・
はい、その通り。まとめられます。もちろん
Range("A1").CellStyle.BackColor = RGB(255, 0, 0)
も有効です。
ちなみにRGBは光の3原色を示しています。
R・・・Red(赤), G・・・Green(緑), B・・・Blue(青),
各色の度合いを0~255の整数値で現し、全て0だと
黒、全て255だと白になります。
(●`ε´●):お~、記録マクロって役に立つな!!
特にマクロ解説本が市販されていない三四郎ではな!!
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