前回、「一太郎マクロの制限により」と言った。
それは具体的には何のことかというと、記録マクロを使って、
「書式」-「ふりがな」-「すべての単語」を実行しようとしても、
肝心の「すべての単語」がグレイアウトされてしまい実行不能なのだ。
こういうようなマクロ未対応のコマンドが度重なるバージョンアップにも
かかわらず、放置されている。このあたりがJUST SYSTEMの
やる気を疑ってしまうところである。
話が横に逸れてしまうが三四郎で言えばセルの結合・解除が
マクロ未対応のまま放置されている。これでは三四郎よりもただで手に入る
OpenOffice.orgのCalcの方が優れていると言わざるを得ない。
これでは、いくら安くてもわざわざカネを払ってまで三四郎を
手に入れる理由はあまりない。
三四郎はこのままでは朽ち果てて消えていくしかない・・・。
是非、次回のバージョンではなんとかして欲しい物である。
さて、「すべての単語」を直接実行する命令が、なければキー転送で
誤魔化すことができるであろうか。一太郎には記録マクロの他に
「キー記録」という機能が装備されている。
「キー記録」と「記録マクロ」の機能はとても似ている。違いは「記録マクロ」では
マウスとキーボードの操作を記録してコード化するのに対し、
「キー記録」は文字通り、キーボードの打鍵のみをコード化する。
そこで「キー記録」を使って「すべての単語」を実行してみることにする。
作られたコードは以下の通りだ。
PushKeys("#O{DOWN}{DOWN}{DOWN}{DOWN}{DOWN"\\
& "}{DOWN}{DOWN}{RIGHT}{DOWN}{DOWN"\\
& "}{ENTER}{ENTER}")
これを実行するとどうやら「すべての単語」を実行したのと同じ結果になる。
だからこのコードを悪児さんの「漢字書取問題作成」マクロの頭にくっつければ
OKのはずなのだが・・・
これで上手くいくほど甘くはあるまい・・・
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