初心者向けを謳っているマクロ解説本を見ると記録マクロから
入っていくものが多いように見受けられます。確かにプログラミングに
関する知識を何一つ持たずにコードが手にはいるのですからお手軽と言えば
これ以上お手軽なものもありません。
しかし、お手軽でかつ、素晴らしいというものは世の中に数多くは
ありません。記録マクロには大きな弱点があることを意識しておくべきでしょう。
記録マクロの弱点
- 余計なコードを生成することが非常に多い。
そのため、コードが煩雑になる傾向がある。 - 実際にマウスとキーボードで操作できること以外の
コードは作れない。
したがって1000回繰り返すには同じことを
1000回やらなくてはならない。煩わしくてやってられないですよね。 - 2.と同様の理由で条件判断を含むコードを生成することができない。
以上の理由で、くまぷーは志の高い入門者には記録マクロから入ることを
お奨めしません。多少、敷居が高く感じようとも基礎の文法からしっかり学んだ方が
良いと思います。文法を知らずに会話だ、会話だと狂奔する英語教育のようなもので
定型的な挨拶だけであとはさっぱり・・・となることが多いようです。(-_-;)
今回は記録マクロの功罪の「罪」について述べさせて頂きました。
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